「Xperia 1」の「DXOMARK」スコアは91点 スコア落とした3つの理由 まだまだライバル機種と比べ差があるようだ
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こんにちは、スマホライターのテックボーイです。
先日「DXOMARK」により、「Xperia 1」のスコアが発表されました。
「Xperia 1」は「Xperia」史上初めて「トリプルカメラ」を搭載したモデルであり、また初めて一眼レフなどを手掛ける「αチーム」と協力し、作り上げたスマートフォンです。
そのため、暗所でのオートフォーカスの精度が上がり、「RAWノイズリダクション」技術により暗所撮影での画質も向上し、「DXOMARK」での得点も飛躍的に向上するとみられていました。
しかし、スコアを見てみると、静止画が94点、動画が84点で総合スコアは91点となっています。
これは、2017年に発売された「iPhone8」の92点より一点低く、また、2016年に発売された「Google Pixel」より一点高い得点となっています。ランキングで一位の「Galaxy Note10+ 5G」と比べると24点もの差が開いています。
関連:「Galaxy Note 10+ 5G」DXOMARKのスコアでトップに 2位の「P30 Pro」とカメラ性能を比較
「Xperia 1」が「DXOMARK」でなぜスコアを落とすこととなったのか、「DXOMARK」ではいくつか述べられていました。今回はその3つの理由を紹介したいと思います。
目次
①「Xperia 1」はHDRが機能しないことがある・露出が弱い
the HDR feature doesn’t always trigger outdoors; even when it does, as in the left-hand example, the scenes are often slightly underexposed even in bright light.
上記の文は「DXOMARK」のレビューを引用したものですが、「Xperia 1」のHDRは屋外で機能しないことがあり、また機能していても僅かに露出・露光が不足しているということです。
また、Xperia 1」は露出不足になることが多く、室内での撮影でもライバル機種の「iPhone XS Max」「P30 Pro」と比べ少し暗い写真になっています。
「Xperia」のHDR機能の精度・露光不足に関してはかねてから指摘されていたことですが、この点はやはり得点を落とす大きな原因になったとようです。
②「Xperia 1」のカメラはズーム性能でもライバル機種に大きく差をつけられている。
「Xperia 1」のズームの項目の得点は57点
総合一位の「Note10+」は76点
総合二位の「P30 Pro」はなんと95点です。
以下の写真は左が「Xperia 1」右が「P30 Pro」の2倍以下の低倍率での光学ズーム写真ということですが、「Xperia 1」のズーム写真は「P30 Pro」と比べ細部が潰れてしまっているのがわかります。
2倍以下の光学ズームでもこれほどの「ノイズ」が発生してしまうので、それよりも高い倍率ではライバル機種と比べさらに劣る結果となっています。
「DXOMARK」で高得点をとるには少なくとも、低倍率での光学ズーム性能を改善する必要がありそうです。
③「Xperia 1」は「ボケ」も弱いとの評価
「Xperia 1」のボケの項目の得点は50点
総合一位の「Note10+」は75点
総合二位の「P30 Pro」は70点です。ライバル機種と比べ「ボケ」、ぼかす性能も弱いという評価になります。
「DXOMARK」のレビューを読むと、背景のボケが不自然で甘いということです。
「Note10+」「P30 Pro」は深度センサーを搭載することで、被写体との距離を正確に測ることができるため、より高い精度でボカスことができます。
次期モデルでは「Xperia」にも「ToF」、深度センサー搭載されることを期待したいですね。
因みに「ToF」も持たない「iPhone8Plus」でさえボケの項目は55点なので実はボケの精度の改善は大きな課題かもしれません。
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