arrows M05が発表。SDM450で4万円・AQUOS sense 3と比較してわかるコスパの悪さ 富士通はなぜこの価格で販売するのか
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12月11日富士通はSIMフリースマートフォン「arrows m05」を発表しました。
「arrows m05」はSoCにSnapdragon 450を搭載しており、前モデルのm04のSnapdragon 410と比較してスペック的にはある程度強化されたのですが、税込み3万9800円というその販売価格の高さに注目が集まっています。
ライバル機種と比べて判るarrows M05のコスパの悪さ 同価格のAQUOS sense 3と比較
同じく3万9800円程度で販売されているSHARP製 AQUOS sense 3と「arrows m05」のスペックを簡単に比較してみました。
AQUOS sense 3 | 「arrows m05」 | |
SoC | Snapdragon 630 | Snapdragon 450 |
メモリ | 4GB | 3 GB |
ストレージ | 64GB | 32GB |
ディスプレイ | 1080 x 2160px (フルHD+) | 5.8インチ TFT FHD+ (2280×1080) |
バッテリー容量 | 4000mAh | 2880mAh |
スペック的に「arrows m05」 が勝っているのはディスプレイサイズくらい。スペック調べてを比較する人ならまず買わないでしょう。
だれが「arrows m05」 を買うのか
意外ににスペックを比較せずに買う人はいる。
買うとしたら主に、高齢者でしょう。「arrows m05」は 数少ない国内メーカーである富士通製(製造自体は中国)で、日本製品志向の強い高齢者にはわずかに需要がありそうです。それ以外考えられません。
商品ページには「日本メーカーの安心スマホ」というキャッチフレーズもあります。
商品価格が4万円なら販売台数的にそこまで多く売れなくても利益は出すことができます。端から富士通はスマホに関心があり、スペックを調べる我々をマーケティングの対象としていないのでしょう。
それにしても、本体価格が4万円というのは、、やっぱり高い。。数か月後には在庫を捌くために値下げされていそうですね。。富士通には、もはや競争力のあるスマホを作る余力はなく、辛うじて販売は続けているといった状況なのでしょう。