中古スマホでもSIMロック解除が可能に、ドコモが解除条件変更
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SIMロック解除 シムカード
こんにちは、自称ITライターのテックボーイです。本日、2月15日にドコモがSIMロック解除条件を2月20日から一部変更することを発表しました。
SIMロックを解除するとどうなるのか、あまりSIMロックの仕組みに詳しくない人にもわかりやすく簡潔にご紹介したいと思います。
SIMロックを解除するとどうなる?
簡単に説明すると、SIMロックを解除することで、ドコモで買ったスマートフォンをそのまま他社のauやSoftbank系回線で利用することができるようになります。
またSIMロック解除をした端末をauやSoftbank系の回線で利用できるということは
格安SIMと呼ばれる回線を扱う事業者(MVNO)はdocomo、au、Softbankの回線を借りて事業を行っているのでMVNOでもSIMロック解除をした端末を利用できるようになるということにもなります。
MVNOでは、基本的に大手三大キャリア「docomo」「au」「Softbank」より安い価格で回線契約することができます。
ですので、スマートフォンのSIMロックを解除することで消費者の契約の選択肢が広がり、より利便性が高まることになります。
SIMロック解除は中古スマホの他に、知人などから譲り受けたスマホも対象に
docomoオンラインページよると2月20日(水曜日)からSIMロック解除が新たにできるようになる対象は
① 知人・友人などから譲り受けた携帯電話機
② 中古端末版売店などで購入した中古の携帯電話機
となります。
尚、SIMロック解除の手続きはオンラインショップで行う場合には事務手数料を払わず無料で行うことができますが、「ドコモショップ」の実店舗で解除の手続きを行う際は事務手数料が一台につき、3,000円かかるので注意が必要です。
SIMロックの自由化が進むと
以前までは端末を購入した本人しかSIMロックの解除を行うことが出来ませんでしたがSIMロック解除の条件が変更されることで、中古端末を販売する事業者の他に「メルカリ」や「ラクマ」などのフリマアプリでの取引も活発化されることが予想できますね。
消費者の契約の選択肢や中古端末市場が活発化されること自体は良いことです。
一方で中古端末は新しい端末と比べセキュリティ面で劣っていることや、MVNOでの契約は大手キャリアと比べサービスが一般的に手薄であることを考えるとトラブルが増える可能性もあります。スマートフォンやキャリアのサービスに詳しくない人は契約や商品の購入前には注意が必要です。
中古スマホや譲り受けた端末のSIMロック解除を受け付けることにしたのは現在docomoだけですが、年内には他の大手キャリア2社も追随してSIMロック解除の条件を緩和することになるでしょう。